マグロの目利きを、
AIに託す。

全ての人に、美味しいマグロを。
High-quality tuna for all, sustainably.

人類にとっての貴重な水産資源、マグロ。

その食文化を支えてきた数々の職人技の一つに、

熟練の仲買人だけが持つ「目利き」の技術がある。

マグロの味や食感を、舌で味わうことなく

「目」で見極める、匠の技。

水産業の担い手の減少とともに途絶えゆく暗黙知を、

いま、人間の目から、AIの目に託す。

世界中の人が、遥か遠い未来にも、

美味しいマグロを食べられる世の中を目指して。

旨さの情報は、
尾の断面にあり。

マグロの尾の断面部分には、味や食感、鮮度といった
身の品質を指し示す、あらゆる情報が凝縮されています。
熟練の仲買人は、断面の色ツヤや身の締まり、
脂の入り方などの複雑な要素から、
自ら培った「経験と勘」によって、
瞬時にマグロの品質を判定します。この目利きの技は、
これまで長い間、マグロの市場価値を決定してきました。

途絶えゆく
目利きの後継者。

「どんなにセンスの良い人間でも、
一人前になるまでには最低10年はかかる。」
長い修行期間を経て、経験と勘から培われる目利きの
ノウハウは、それぞれの職人が独自の方法で
体に刻み込んできた暗黙知。
熟練した目利きの技を持つ仲卸の職人は、
全盛期の半数以下にまで減少し、
その職能の後世への継承に、深刻な危機を迎えている。

STORY

開発したのは、マグロの尾の断面スキャンから、
瞬時にその品質を判定するAIモデル。
人間が10年かけて目利きを行う約4,000本のマグロの断面を、
同じ枚数の画像データに替えて機械学習させることで、
たった一ヶ月で目利きのノウハウを習得。
24時間365日、世界中どこでも稼働可能な
新しい目利きの後継者が生まれました。

1

開発、TUNA SCOPE。

焼津の水産工場にて、キハダマグロの尾の断面データを、職人による4~5段階の品質評価の結果とともに記録。約4,000枚におよぶ教師データから、職人も説明不可能な「目利き」のポイントをAIが独自に解釈し、機械学習を行いました。

2

焼津工場での実証実験。

開発したAI品質判定アプリを、焼津工場におけるキハダマグロの検品フローに実際に導入。
職人による品質判定の結果と照らし合わせることで、精度検証を実施しました。
その結果、その道35年の職人と約85%の一致度で、マグロの尾の断面から品質を判定することに成功しました。

3

「AIマグロ」ブランド開発。
寿司店での販売キャンペーンを実施。

AIによって最上級の品質というお墨付きを得たマグロを「AIマグロ」とする認証ブランドを開発。
実証実験において最上クラスの判定を受けたマグロは実際に東京の寿司店へ運ばれ、5日間にわたってお客様に約1,000皿のAIマグロが販売・提供されました。
実施したアンケートの結果、約90%の顧客満足度が得られるという盛況に終わりました。

4

「TUNA SCOPE」世界展開。

「TUNA SCOPE」は現在、工場でのマグロ検品フローへの本格的な導入を目指し、断面データの機械学習を続けています。
日本に留まらず、世界中の漁場からデータを集め続けることで、近い将来、公正な目利きの世界基準が確立されることを目指しています。

FUTURE

匠の「目利き」をAIに。

「TUNA SCOPE」の開発によって蓄積された
目利きAIのテクノロジーは、
今後、様々な産業や学問の分野において
応用できる可能性を秘めています。
人間の目から目へと受け継がれた様々な知恵や知見を
「新しい目=AI」に継承していくことで、
人類の直面する様々な課題から、AIが我々を救ってくれる。
そんな未来も、そう遠くはないかもしれません。

REPORT

  • 産直グルメ回転ずし函太郎Tokyo店にて5日間の「AIマグロ」フェアを実施

TEAM

  • TEAM

  • SUPPORT

CLOSE